きっかけは、あるお客さまのひと言でした。東京からわざわざ足を運んでくださった方に、「ヴィジタンティーヌを作ってほしい」と声をかけられ、なんとなく作ってみたのが始まりです。その方はフィナンシェがお好きで、以前どこかでヴィジタンティーヌを召し上がったことがあったそうです。それから少しずつ店にも出すようになり、一部のお客様の間では定番のひとつになっています。
ちなみにこの「ヴィジタンティーヌ」、実はフィナンシェよりも古いお菓子なんです。もともとは17世紀のフランス・ロレーヌ地方にある修道院で、修道女たちが焼き始めたといわれています。当時は、絵の具づくりに卵の卵黄だけが使われていたようで、卵白が余ってしまうことがよくあったそうです。そのまま捨てるのはもったいないと、何かに使えないかと考え、たどり着いたのがこの焼き菓子でした。
ヴィジタンティーヌは、材料こそフィナンシェとほとんど同じですが、焼き方がちょっと違います。アーモンドの風味をしっかり閉じ込めるために、高温で一気に焼き上げることで、表面はカリッと香ばしく、中はしっとりとした食感に仕上がります。 日本ではまだあまり知られていないお菓子ですが、一度食べていただけたら、きっと誰かに話したくなると思います。
フィナンシェとヴィジタンティーヌ、食べ比べてみませんか?ふたつのお菓子、それぞれの魅力をじっくりとお楽しみください。
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